いい盤駒を使いなさい。
「この言葉は、十五世名人大山康晴の教えです。
この意味は、実際にいい将棋盤と駒を使って指してみると。背筋が伸びて丁寧に将棋を指そうという気分になるのです。」
『勝ちを逃さない=寄せの手筋~』上地隆蔵執筆。羽生善治監修
とは言っても、盤駒が良いものでも将棋の基本は「如何に早く相手より玉を詰ますか」です。
ン10万円もする盤や駒は高嶺の花。
左の図は、大山名人記念館を訪れた際、玄関に掲示されていた「詰将棋」を書き写して局面図を作成しています。
※掲示した詰将棋には正解を表示してありません。
チャレンジしてみてください。
【7手詰】です。 持ち駒:金
参考:「5手詰」ではありません。
正解をコメントしてくださると嬉しく思います。
<略 歴>
お名前:森下 卓(たく)
生年月日:1966年7月10日(57歳)
出身:福岡県北九州市
師匠:故花村元司九段
竜王戦:4組(1組17期)
順位戦:C級1組(A級10期)
次の通りアドバイスを送っています。
***アマ3級から3段までの方へ***
詰将棋なら、「3手詰め」~「7手詰」の手筋をたくさん解くのがいいでしょう。
●1問につき、5分考えればいいし、詰まなかったらチェックをつけておいて、答えを見る。
●1日3題やれば十分です。
●「次の一手」問題も同じ要領でやるといいと思います。
棋戦を見る
●ネット、実戦棋譜
当記事の詳細は、次の「将棋世界(2014年8月号)」で森下九段が語っています。
お子様からこのように相談されたら、どうされますでしょうか? 朝日新聞デジタルで記事がありましたので、ご紹介します。
小生の息子はそんな年代はとうに過ぎましたから関係はありませんが、 皆さんはいかがお考えでしょうか?
興味が湧いてみなさんのお声をお聞きしたいなと思っています。 なお、当記事については、朝日新聞デジタル記事とともに、お手数ですがご確認いただければと思います。
左は大崎善生著「将棋の子」。
プロ棋士になるための登竜門ー奨励会での三段リーグの悲哀を描かれた内容です。
他の作品には映画化された「聖の青春」。
楽しみにお待ちしています。(^^♪
【朝日新聞デジタル】
URL:https://www.asahi.com/articles/ASL1266QLL12UEHF00C.html
将棋道場での一局面(左図)。
後手番(三段)。
私が先手(席主の指示)。
手合いは平手。
〔82金打ち〕の一手詰めで詰めろをかけた局面。
持ち駒は少ないが、詰めろがかかると安心する悪い癖があるので、最後までしっかり指さないと、いけませんね。
油断大敵ですから。
一歩があれば・・・
将棋も、人生も「たら・れば」はいけませんね。
左図(自作)で、持ち駒はありません。歩があれば、
〔33〕歩打ちで詰めろがかかります。
まさに、一歩千金。
「一歩千金」渡辺明