順位戦B級1組9回戦~佐々木勇気七段

順位戦B級1組9回戦~佐々木勇気七段

開始日時:2021-12-02 10:03

棋戦:害80期順位戦B級1組9回戦

 

先 手:佐々木勇気七段

後 手:屋敷伸之九段

手合い:平手

場 所:東京・将棋会館

持ち時間:6時間

消費時間:70☗357☖335

戦型:雁木

 

 

佐々木 勇気(ささき ゆうき)

 

<略歴>

生年月日:1994年8月5日(27歳)

出身地:埼玉県三郷市

プロ入り年月日:2010年10月1日(16歳)

棋士番号:280

順位戦:B級1組

竜王戦:1組(2期)

 

師匠:石田和雄九段

 

※画像は2019年岡崎城五万石将棋まつり(能楽堂)

 

この扇子は、【将棋の森】(代表・高橋和女流三段)で、級位者対象の大会が開催されて小生が運よく優勝した際に、高橋先生から頂いた記念品。

 

それから縁を感じ、イケメン・佐々木七段を応援しています。

此のこと以外にも、藤井聡太四段(当時)の30連勝を阻止したこともあって、前述のとおり岡崎市で開催されたイベントへも応援に出かけました。

 

 

 

前置きが長くなり恐縮です。

 

では、本題の「次の一手」へ移ります。

 

左の局面は、既に終盤と言って良いでしょうねぇ。

 

いま、後手が54手目☖88飛成と敵陣深く入った局面です。

 

両者の玉はなんと、居玉です。

 

一手を争う、壮絶な戦いが繰り広げられてます。

 

 

この1局まで3勝5敗と負け越している屋敷九段ですが、

相手はここまで7戦0敗で快進撃中とあっては、若いもんにこれ以上幅を利かされたら名が廃るという気持ちの入れはあるでしょう。

 

まあ、いずれにしても落とせない一番にはなるでしょう。

 

 

さて、この緊迫した局面で先手はどのような構想で臨むのがベストでしょうか。

 

 

 

田子の浦港(富士市)

shogiguiによる解析

 

エンジンに水匠2を追加しています。

 

 

最善手:☗5二成桂

 

 

本譜は☗74角打ちでしたが、解析では次善手に挙がっていますね。

 

 

この辺りまではほとんど優劣がつかない微妙な形勢からグンと後手に傾き出しましたね。

 

ついに、先手・佐々木七段に初めて黒星がついて連勝が途絶えました。

 

これにより、藤井竜王と黒星(1敗)で並びました。

 

 

 

 

 

来年3月、最終局で藤井竜王と直接対決が予定されています。

 

 

もうこれ以上負けることなく、1敗で両者の対局が迎えられることを期待しています。

 

昇級枠は2名ですから、来春はお二人が揃ってA級入りされることをを願っています。

 

 

 

【B級1組成績表】

 

 

 

 

 

 

棋譜再生

あなたの目線で、初手から終局まで再生してごゆっくりお楽しみください。

本局を通しての解析